住友不動産との契約
土地を探し始めてから約1年、J・アーバンコートが収まる土地が9月末に私のものとなりました。北側道路の土地ですが、J・アーバンコートの特徴であるプライベートパティオの吹き抜けにより、各部屋に光を届けてくることでしょう。
そもそも、このプライベートパティオの吹き抜けに期待して北側道路の安い土地でも対応できることを狙っていたので、安くていい土地にめぐり合えて満足です。
土地探しの間に住友不動産とも何度も打合せを繰り返し、ほぼ設備などのオプション類はほぼ決まっており、契約後直ぐにでも詳細な間取りの確定まできる状態にありましたが、ここで問題発生です。
今まで信用していただけに私には裏切りとしかいいようがない事件が発生しました。土地がほぼ決まり先行して土地と建物のローンの仮申込書に記入して住友の担当者に渡していたのですが、土地の売買契約が無事に終わり担当者に連絡を取ったところ、なんとまだ、住宅ローンの申し込みしていないことがわかったのです。
ガーン! ローンを借りれる確証もないのに土地契約しちゃったよ、どうするのよ。
さらに、土地取得に現金の支出がかさみ契約時に住友不動産に支払える現金が少なくなることを伝えたら、なんと親からでも借りてくれというのです。
ブチ切れました。さようなら。。
この悪夢のような日に、たまたま初めて訪れた住友不動産のある展示場にいたのですが、そこには以前違う展示場にいて名刺をもらっていた担当者がいたのです。私は思い切って事情を説明しました。今まで話を進めてきた担当者以外のところでは、数百万違う見積を提示されていたので、そんなに高い金額では建てられないし、今まで前任との話し合いで伝えてきたプランなどは実現できないのではないのかと不安をぶつけたら、「もし面倒でなければ、前任と話した希望のプランを一から話してもらえば、金額は合わせますといってくれたのです。」
捨てる神あれば、拾う神あり
自分の希望は数ページにわたって紙に書いてあったので、それを担当者に渡し数回の打合せで、何とか前任とのプランとほぼ同じ内容で担当者と意識があってきました。さらに設備に関してプラスアルファしたにも関わらず差額はサービスしてもらいました。
契約してしまうとここからは値引き交渉は出来なくなります。自分の希望する全ての設備関連のオプション類を入れ込んで、九月末に契約しました。
建築日記 : 2006年9月29日
間取りブラン検討
住友不動産との契約も無事終了し、これからは間取りや設備についての打合せが開始されます。土地探しの段階から既に間取りや設備は決めていたので、壁紙や床材を決めるのに時間がかかった程度で、特にプラン検討には時間はかかりませんでした。
基本はJ・アーバンシリーズのコンセプトどおり、「外を閉じて、内に開く」ですが、ただパティオ部分を完璧に閉じてしまうと展示場のような広いパティオではないので暗くなりますし、逆にオープンにしておくとパティオを囲んだ凹み部分は死角となり、防犯上よろしくありません。パティオの開放部分には電動シャッターを取り付け、1階のガラスを割れば人が入れそうな窓にもシャッターを取り付け、防犯対策を行いました。勝手口の扉は外からの鍵穴は取り払らい内側のつまみも取り外しできるようにしました。玄関扉は強固なのに、勝手口の安易な鍵を開けられて進入されては意味がありません。
2階部分にはバルコニーをつけましたが、側面を外壁と同じにしてしまうと光がさいぎられ暗くなるので、ポリカーボネイトを使用して採光を確保しています。
その他の主なオプションは一番最初に展示場で感動し導入したいと思っていた全館空調(デンソーMODE-II)、奥様希望のアイランドキッチン(ヤマハ)とIHヒーター(サービス)どうせだからエコキュートもつけてオール電化にしました。また、パティオ面は1階も2階も窓だらけにして1階は3面とも全開放サッシ(折り戸ではなく壁に収納するタイプ)、2階は3面とも床まである連窓としました。1階の全開放サッシを開放面が大きく取れる折り戸タイプにしなかったのは、パティオ面のデッキと部屋の段差をなくしたかったからです。折り戸にしてしまうとサッシの構造上数センチの段差が出来てしまいます。だけど開放面が大きく取れるのも捨てがたいです。(最近ではその段差ができない折り戸を展示場でみました。少しショック。2009年追記)
家族構成を考え間取りはほぼ確定していたのですが、子供が生まれました。生まれるまでは男の子と見込んでいたので、洋室から書斎に抜ける間取りで決めていたのですが、女の子が飛び出してきたので、そうはいかなくなりました。廊下から書斎にいけるようにプラン変更。さらに奥様も「パントリーがないじゃん」どっかに作ってと言い出した。私も玄関の位置をずらしてパティオと一体化したリビングにしたいとわがままを言ったりする様になり、ここにきて大変更となりました。でも安心、設計担当も営業担当も私たち夫婦のわがままをいやな顔せずに対応してくれたおかげで、プランが確定できたのでした。
全ての図面にはんこを押しまくり、仕様を追加した最終の契約書にはんこを押しました。後は着工をまつのみとなりました。
建築日記 : 2006年10月31日